天皇家のお金事情【生活費、財産、税金】はどうなっている?

天皇家のお金事情【生活費、財産、税金】はどうなっている?

 

 

こんにちは!「スメラミコト物語」を運営しているみっちーです。

 

 

今回のテーマは『天皇家のお金事情【生活費、財産、税金】はどうなっている?』です。

 

 

なんとなく分かるようで、本当はよく分からない皇室のお財布事情について紹介します。

 

 

それではいってみましょう!

 

現在の天皇家は私有財産が禁止されている

まず現在(戦後)の天皇家は私有財産が禁止されています。

 

 

戦後に制定された日本国憲法第88条の中で、下記のように定められています。

 

 

『すべての皇室財産は、国に属する。すべて皇室の費用は、予算に計上して国会の議決を経なければならない。』

 

 

これは皇室に莫大な経済力が集中することによって、 皇室と特定の個人や団体が結びつき、不当な支配力や利害関係をもつことを防止する趣旨で規定されているもののようです。

 

 

現在の天皇家は私有財産は禁じられており、財産の授受も国会の議決が必要になっています。

私有が認められている『由緒あるもの』

とはいえ、すべての私有が認められていないかといえばそんなことはありません。一部例外もあります。

 

 

宮内庁管理の下ではありますが、一部の現金や有価証券は事実上、私有財産として残されていることに加え、皇室の財政・財務について定めている『皇室経済法』において例外が定められています。

 

 

それは『由緒あるもの』についてです。皇室経済法第7条には、以下のように定められています。

 

 

『皇位とともに伝わるべき由緒ある物は,皇位とともに、皇嗣がこれを受けます』

 

 

『皇位』とはもちろん『天皇位』のこと、『皇嗣(こうし)』とは皇太子のことです。そして『由緒あるもの』とはいったいどのようなものを指しているのでしょうか?

 

 

色々ある(今上天皇は昭和天皇より600点以上のもの由緒あるものを相続)のですが、その代表格は何といっても『三種の神器』です。三種の神器とはすなわち、草薙剣、八咫鏡、八尺瓊勾玉のことですね。

 

 

これら三種の神器は皇位継承に置いて必要なものとなりますので、やはり扱いは特別なものとなります。

 

 

また、補足ですが、以下の四点については国会の議決を必要としていません。

@私的経済行為(買い物)

 

A外国との交際に用いる儀礼上の贈答

 

B公共のために行う遺贈・遺産の賜与(しよ)

 

C年度ごとの一定金額内の授受

『皇室費』〜皇室にかかる予算は3つで構成されている〜

続いて、皇室にかかる予算について紹介します。

 

 

こちらは『皇室費』と呼ばれるものですが、3つの要素で構成されています。前述の通り、基本的に皇室にかかる予算は一部の例外を除き、国会の議決を得なければいけません。

 

 

その内訳は以下の通りです。

@内廷費(ないていひ)
:内廷とは『宮廷の内部』のことを指します。簡単にいってしまえば、天皇と内廷皇族の『生活費』のことです。ここでいう内廷皇族の対象ですが、天皇、皇后、先代の天皇の妻である皇太后、皇太子とその家族、未婚の皇子女がそれにあたります。皇室経済法施行法により、1996年度以降毎年3億2,400万円と規定されています。

 

 

A皇族費
:前述の内廷皇族以外の皇族、すなわち内廷外皇族の生活費です。こちらは『皇族としての品位を保つため』という名目で支給されており、こちらも皇室経済法によって金額が規定されています。実際の支給金額の詳細は宮内庁のホームページで紹介されています。ちなみに、平成30年度の皇族費の総額は、3億6,417万円です。

 

 

B宮廷費
:『内廷費以外の宮廷を運営するための費用』です。これは例えば、皇居などの施設整備にかかる費用であったり、儀式にかかる費用、国賓の接待費、外国訪問などの交際費などがこれにあたります。宮廷費の管理は宮内庁が行っています。参考までに平成30年度は91億7,145万円でした。

個人的な印象を述べさせてもらうと、想像していたよりもお金がかかっていない印象です。

 

天皇家も税金を払っている

最後に税金について紹介します。

 

 

結論からいうと皇族にも税金を支払います。とはいえ、一般人とは少々ルールは異なります。

@所得税
:前述の通り、皇室の収入は基本的に『内廷費』と『皇族費』がそれにあたります。しかしこれは、国家予算から支給されているものなので、所得税は掛かりません。

 

しかし、他の収入がある場合はそれに対して所得税がかかります。例えば、紀宮内親王(結婚して臣籍降下。現在は黒田清子さん)は、皇族時代の勤務先が山科鳥類研究所なのですが、そのときの給与には所得税が課せられています。

 

 

A都民税・区民税
:都民税と区民税は支払っているようです。千代田区の課税対象に納税者として登録されています。皇室の方々は戸籍がないので、都民税とか区民税を支払うというのも、少し不思議な感覚がするのですが支払っているようです。

 

 

B固定資産税
:天皇家の土地は国家財産なので税金はかかりません。

 

 

C相続税
:皇位継承に伴う相続税もかかりませんが、私有財産には掛かります。今上天皇は昭和天皇の私有財産を相続した際に、4億2,000万円の相続税を支払われています。また、皇位とともに受け継ぐ、三種の神器などの『由緒あるもの』に関しては非課税となります。

 

また、秋篠宮家や三笠宮家といった宮家の別荘は私有財産にあたるため、高額な相続税が掛かるようです。

 

非常にざっくりと天皇家のお金事情について紹介させて頂きましたが、如何でしたでしょうか?個人的に意外なのは、都民税と区民税を支払っているということですね。

 

 

ということで、今回は【天皇家のお金事情【生活費、財産、税金】はどうなっている?】でした。

 

 

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