一般国民とは違う、天皇・皇后が使用するパスポートとは?

一般国民とは違う、天皇・皇后が使用するパスポートとは?

 

 

こんにちは!「スメラミコト物語」を運営しているみっちーです。

 

 

今回のテーマは『一般国民とは違う、天皇・皇后が使用するパスポートとは?』です。

 

 

皇室外交は諸外国との友好関係において、必要不可欠なものとなっておりますが、そもそも皇室のパスポートやビザはどのようになっているのでしょうか?我々一般国民と同じものなのでしょうか?

 

 

 

それではいってみましょう!

 

日本の皇室ブランドは海外でも威力抜群

日本の皇室という存在は、海外でも特別な存在であり尊敬の対象としてみられることも珍しくありません。

 

 

その大きな理由は、今上天皇のお人柄ということもあるでしょう。

 

例えば、サウジアラビアのアブドラ国王(在位2005年8月〜2015年1月)が日本から要人を謁見(えっけん)する際、国王の最初の発言は決まって

 

天皇陛下はお元気でおられるか

 

という一言であったといいます。

 

同国王が皇太子時代の1998年に来日した際、天皇陛下から宮中晩餐会のおもてなしを受けています。その際の印象が余程良かったのでしょうね。

 

サウジアラビアに限らず、王室が存在する国々では、特に日本の皇室に対する尊敬の念が強いような印象を受けます。

 

 

今上天皇のお人柄という事もあると思いますが、もう一つ、『万世一系による歴史の長さ』ということも、海外においても日本の皇室が特別視される要因の一つだと思われます。

 

 

神話の世界をのぞいても、約1,500年もの長きにわたり、万世一系で続いてきたという歴史の長さが、海外からしたら信じられないわけです。

 

 

その天皇家の方が海外訪問すると、そのお姿を一目見ようと現地の一般人までもが集まるそうです。日本ではハリウッドスターや超有名スポーツ選手でも来ない限り、そんな事は起こりませんよね。

 

 

日本人の中でも、天皇家に対して様々な感情を持つ人達がいると思いますが、天皇家の方々が訪問するだけで、諸外国との友好関係を維持するのに絶大な威力があるというのが現実です。

天皇はパスポートを所持しない

海外でも絶大な知名度、影響力を持つ天皇家は宮内庁のホームページによると、2016年、2017年の2年間だけで23回の海外訪問を行っております。

 

 

一般人であれば、海外渡航の際にパスポートやビザが必要になりますが、天皇家の場合はどうなのでしょうか?

 

 

天皇家というのはこちらの記事でも軽く触れましたが、姓も戸籍もありません。すなわち、住民登録が無いという事です。

 

 

住民登録もないのにパスポートなどはどうするのでしょうか?

 

 

結論を申し上げると、『天皇と皇后はパスポートを所持しない』ということです。

 

 

ただし、これは上記の戸籍が無いからという事ではなく、『元首はパスポートを所持しない』という国際慣習に基づくものです。厳密にいうと、天皇陛下は国家元首ではないのですが、訪問先では元首としてもてなされているため、このような解釈でいいでしょう。

 

 

戦後、初めて昭和天皇が外国を訪問される際に、政府内でも議論が重ねられました。その結果、『パスポートを所持しない』という結論になったといいます。やはり、『天皇陛下がパスポートを所持して出入国の手続きを行うことは、天皇という地位を考慮するとふさわしくない』という事が理由のようです。

パスポートには4種類ある

しかし、パスポートを所持しないという事が認められているのは、前述の通り、天皇と皇后の両陛下のみです。他の皇室の方々はパスポートを所持します。

 

 

とはいえ、もちろん我々一般人とは少し異なります。日本のパスポートは4種類あるのですが、それぞれ簡単に紹介します。

 

 

@一般旅券

 

:公用・外交以外の目的で渡航する、一般の旅行者に対して発給される旅券。有効期間が5年のもの(紺色)と10年(赤色)のものがあり、期限内なら何度でも出入国できます

 

 

A公用旅券

 

:国の用務で渡航する人やその同伴者に発給される旅券。渡航先に家族などを呼び寄せる際にも発給される。表紙は緑色で「OFFICIAL PASSPORT」の表記があります。有効期間は5年間

 

 

B外交旅券

 

:外務公務員などが国の用務で渡航する場合に発給される旅券。公用旅券の一種。表紙は濃茶色で「DIPLOMATIC PASSPORT」の表記があります

 

 

C緊急旅券

 

:旅券作成機にトラブルが発生した場合などに発行されるパスポート

 

 

天皇・皇后両陛下以外の皇族の方々が使用するパスポートは、Bの外交旅券になります。これは、皇族と三権の長(内閣総理大臣、両議院議長、最高裁判所長官)、国務大臣、外務公務員などにしか発給されません。

 

 

一般国民が使用するパスポートと決定的にことなるのが、『1回限り』の効果しかないという事です。外国訪問のたびに発行されるパスポートになります。

 

 

やはり天皇・皇后両陛下は別格としても、それ以外の皇族の方々も一般国民と同じというわけにはいきませんよね。

 

 

ということで、今回は【一般国民とは違う、天皇・皇后が使用するパスポートとは?】でした。

 

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